ベーシックシリーズ-Vol19-
既に、お気づきの方も多いとは思いますが、これまでの記事の中でも”検索エンジンに関すること”を多く書かせていただきました。しかし、今回の記事では、”どのように検索エンジンは動いているのか?”という検索エンジンに関する、具体的な内容を書かせていきたいと思います。
あなたはこれまで、どのように検索エンジンがこんなにも早く、あなたの疑問に対して最も最適な結果を表示させているのか、疑問に感じたことはありませんか?
あなたが、何かのキーワードや語句を入力して検索したときのことを想像してみて下さい。検索エンジンは、インターネット上にある全てのWebページを探して、あなたのキーワードに関連する結果をランキング形式で選び、あなたのWebブラウザに表示させます。
(食べ物と検索してみましょう:概算で約6億9,600万のWebサイトがインターネット上に表示されることがお分かりいただけますね。)
では、どのようにしてGoogleを始めとする検索エンジンは、この7億近い検索結果を表示させているのでしょうか。
続きを読む前に思い返してみて下さい。キーワードを入力して検索したときに、あなたは実際のオンラインページを検索しているのではなく”インデックスファイル”と呼ばれるものを検索しています。ちなみにインデックスファイルとは、検索エンジンのロボットによって検索されるファイルのことです。
”アーキ”と呼ばれる、FTPサーバのアーカイブの索引を作り、特定のファイルを検索できるようにした世界で最初にローンチされた検索エンジンは、ダウンロードするようなディレクトリがリスト化されたサイトでした。そこから31年の時を経て検索エンジンは、当時は誰も予想しなかったような姿に大きく変化したのです。
上の写真は、1998年1月時点のGoogleのUIになります。
日本国内では、ほとんど認知されていませんが、世界には多くの検索エンジンが存在します。それでも実際に市場シェアを獲得しているのはその内のごく僅かです。実際に、Googleの検索エンジンは、世界で86%のマーケットシェアを持っています。その後にBing、Baidu、Yahoo!と続き、知名度がそこまで高くない検索エンジンが存在するのです。
これらの検索エンジンでは、自社開発したシステムを使って情報を検索ユーザに届けています。ただ、それも似たような仕様に見えると思いますが、それらは全てが同じ方法で動作しています。
ちなみに、日本の検索エンジンで2番目のシェアを誇るYahoo!ですが、Yahoo!は2011年からGoogleの検索エンジンを採用しています。ですから、Yahoo!の検索結果とGoogleの検索結果は酷似しています。SEOに関しても特別にYahoo!の対策をする必要はありません。
サーチエンジンはWebページにボット(スパイダーと呼ばれることもある)を送り込み、その後、Webページの全体を読み込むための許可を与えます。
このボットは、ページを読み込み、そして全体のコンテンツを読み込みます。そして、特定のページへと続く内部リンクを見つけては、そのページに移動します。その後、リンク先のページを読み、リンクがあればそのページへと推移します。ボットは、この一連の動作を瞬時に繰り返し行い、全体のページを網羅するまで、その作業を継続するのです。ボットがスパイダーと呼ばれる所以を何となくご理解いただけたのではないでしょうか。
ここで、GoogleSearchConsole(サーチコンソール)と呼ばれるプロダクトを覚えておいて下さい。
次回以降の記事では、GoogleSearchConsoleを使って、クローリングステータス(あなたのWebサイトが検索エンジンに認識されているか)を確認する方法や、検索エンジンに表示させないための方法や、クローリングするようにリクエストする方法などをご紹介していきます。
クローラー(ボットまたはスパイダー)はWebページの内部リンクをたどって全てのコンテンツをフォローします。そして、そのコンテンツの中身をチェックした後、検索エンジンのサーバにフォローしたコンテンツを戻します。まるで、インターネット上にある本棚のようなものです。
何十億ものWebページと何百兆ものコンテンツが検索エンジンには、簡単に見つけられる情報として保存されています。このプロセスを総称してインデキシング(indexing)と呼ぶのです。
このセクションは、特に注意して読んでいただきたいと思います。
その理由は、あなたがデジタルマーケッターとして、検索ユーザがあなたの製品やサービスに関連するようなページを検索した際に、どのように検索表示結果の上位に表示されるのかを知る必要があるためです。
具体的な例を挙げて説明します。YouTubeをGoogleで検索している時のことを想像してみて下さい。すると、Googleは、様々なインデックスを検索して、関連する情報を検索結果に表示させます。
YouTubeと検索した時に、Googleは瞬時に約15,210,000,000(152億)の検索結果を表示させるのです。
信じられますか!?152億の検索結果です。
下の画像を見て下さい。
Googleはどのようにして、152億もの検索結果を瞬時(実際に0.47秒)に表示させたのでしょうか。
別の検索エンジンで検索をした場合には、同じような結果には繋がりません。別の検索エンジンは別のアルゴリズムを使用しているため、結果も異なります。
この一連のプロセスを”ランキング”と呼びます。検索エンジンでは、検索語句に関連性の高いページを選出して、その中で順位付けを行ない検索結果として表示するのです。
ランキングの目的は、検索者にとって最も最適な結果を関連情報として届けることです。
検索アルゴリズムでは、あなたのWebページのランキングを様々な要素によって決定します。検索語句との関連性であったり、語句の数であったり、場所や情報の鮮度も影響します。他にも、情報のクウォリティや関連性も大きく関係してきます。
サイバーブリッジの今後のコンテンツにぜひご注目下さい。
検索アルゴリズムアップデートに関するE-BOOKを定期的に更新してお届けする予定です。
この記事の中で、私たちは、どのようにして検索エンジンがWebサイトやページを読み込み、ボットプログラムを使うのかについてお伝えしました。”インデキシング”の部分では、どのようにページを保存してクローリングするのか、そして”ランキング”の部分ではどのようにして関連性の高いデータを表示させるのか、について紹介しました。
そして、検索エンジンでの表示結果を上位に表示させるための方法を確認したい場合は、私たちがこれまで書いたSEOやSEMに関する記事もご確認下さい。
次回の記事では『WebサイトをGoogle検索結果に表示させるための原理原則』についてご紹介していきます。
続きをご覧になられたい方は、今すぐチェックしてみて下さい。
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