インフラ設計・構築

Googleドライブアプリの同期が遅いときに確認すること

Googleドライブの同期が遅いことで、思うように作業が進まなかったり、データの共有が上手く進まずストレスを感じてしまうこともあるかと思います。

この問題では、いくつかの原因が考えられます。

冷静に問題を一つずつ検証していけば、解決できますので焦らず確認していきましょう。

なお、今回のケースでは、Googleドライブにはアクセスできていることを前提に進めていきますので、インターネット未接続、ログイン未完了のケースは含まれません。

Googleドライブにアクセスできない場合については、まず最初にインターネット接続状況とGoogleドライブへのログインが完了しているかどうかをご確認下さい。

Googleドライブを再起動してみる

Googleドライブを再起動して同期状況を確認する手順
困ったときには再起動を試してみる

Googleドライブの同期が遅く困ったときは、再起動をかけてみましょう。

そうです!

「困ったときの再起動」ってヤツですね。

システムの起動をやり直すことで、正常に動作することは多々あります。

なので、まずは再起動をしてみることから始めてみましょう。

まず、Googleドライブの設定を展開して「終了」ボタンをクリックします。

Googleドライブアプリの同期が遅い場合は、アプリを再起動してみる
最初に、歯車の設定マークから「終了」を押してアプリを終了させる

次に、Googleドライブのアプリを選択して起動します。

以上で、Googleドライブの再起動は完了です。

Googleドライブの同期を一時停止して再開する

再起動プロセスと似ていますが、動作の一時停止からの再開も有効な検証方法です。

設定メニューを展開して「同期を一時停止」をクリックして、同期アクションを中断します。

Googleドライブの同期を一時停止する
Googleドライブの同期を一時停止する

その後「同期を再開」をクリックして通常通り、Googleドライブを動作させます。

Googleドライブの同期を再開する
Googleドライブの同期を再開する

これによって、同期が遅い状況が解消されるか検証してみましょう。

バックグラウンドプロセスでの動作状況の確認する

Googleドライブのデスクトップアプリでは、バックグラウンドでも動作する設定になっています。

これは、共有相手がデータやファイルを更新、追加、削除した場合でも常に最新の状態を維持できるようにするためです。

ただ、バックグラウンドでの動作が「有効」な状態だと、それだけ端末に負荷がかかるため、敢えて「無効化」する場合もあります。

そこで、Windowsのタスクマネージャーからバックグラウンドプロセスの状況を確認します。

バックグラウンドプロセスで不要なアプリを最適化する
不要なアプリはタスクを終了させよう

バックグラウンドでの動作が不要なアプリケーションなどがあれば、それを無効化させます。

そうすることで端末のリソースを十分確保することができ、同期スピードが速まる可能性があります。

帯域幅の設定を見直す

ここまでの検証をしてみて問題が解決しない場合は、Googleドライブの同期設定を見直してみます。

特に大勢で共有フォルダを使用している場合は、ネットワークの設定が有効かしれません。

ダウンロード、アップロードの帯域幅の設定を見直してみましょう。

帯域幅についての詳細はこちらのサイト(外部リンク→)で解説されていますのでご確認下さい。

Googleドライブアイコンを開き最上部の設定をクリックします。

Googleドライブの設定画面を
設定画面を開きます

Googleドライブの設定が開いたら、歯車の設定をクリックします。

Googleドライブの設定画面
設定をクリックする

設定項目を下にスクロールして、帯域幅の設定項目を見つけます。

帯域幅は初期値は制限がない
Googleドライブの帯域幅の設定。初期値は制限がない

初期値では、帯域幅の設定はされておらず、ダウンロード速度、アップロード速度ともに指定されていない状態です。

そこで、「ダウンロード速度」「アプロード速度」のチェックボックスにチェックを入れて、数値を入力していきます。

今回は3000KB/秒に設定しました。

帯域幅の設定を3000KB/秒に設定する
ダウンロード速度とアップロード速度を3000KB/秒に設定する

数値については、組織のネットワーク環境に応じて十分に検証したうえで決定しましょう。

詳しくは、組織のネットワーク管理者にご相談下さい。

数値の入力が完了したら、最後に保存を押して作業は完了です。

それでも問題が解決しない場合は・・・?

Googleドライブアプリで同期が遅いままの状態のときに対処すること
それでも問題が解決しない場合はどうする?

これまでの作業を実施してもGoogleドライブの同期が遅いという問題が解決しない場合は、社内のシステム担当者に相談してみましょう。

PC端末の処理能力や社内のネットワーク環境などが影響している場合もあります。

このようなケースでは、問題を一つずつ丁寧に検証しながら解決していく必要があります。

この記事を書いた人

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櫻井 邦則

代表取締役

1982年生まれ。 趣味はブログとゴルフ。 ブログでは検索スコアを上げるために、ゴルフではスコアを下げるために日々奮闘しています。

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