デジタルマーケティング

Instagramの戦略の立て方|プロセスを解説!

Instagramの戦略を考えるということは、企業がより大きく飛躍するための一歩であると言えます。わたしたち企業はそれを理解し、考えを巡らしていると思います。
それはYahoo!ニュースにも取り上げられていた「SNSでの商品購入に関する調査」の結果からもわかります。今まで以上に企業はInstagramに注力していく必要があります。

この記事を読んでいただければ、すでに運用をしている方もこれから始める方もInstagram運用を計画的に行っていけます。ぜひ最後までご覧ください。

Instagramの戦略も考え方は一緒

Instagram戦略といっても、その立て方はSNSマーケティングとなんら変わりはありません。マーケティング担当者は「目標の設定・ターゲット設定・KPI設定」を決めることからスタートしますね。Instagramにおいてもそこは一緒です。

では、具体的にはどのようなことが挙げられるでしょうか。

目標の設定・ターゲット設定・KPI設定

目標の設定

Instagramを利用して何を実現したいのかを考えます。例えば・・・

  • Instagram利用者の若い女性層を獲得する
  • 伝わりにくい企業イメージを投稿を通して知ってもらう=ブランディング
  • 今までのプロモーション層以外に周知してもらう

などが挙げられます。ここで目標設定を明確にすることで運用の軸ができ、施策を立てやすくなります。

ターゲットの設定

目標の設定ができると、では具体的にターゲットはどうしようと考えやすくなります。ペルソナ設定のような細やかに決めなくても大丈夫です。不特定多数のユーザーが利用しているからこそ、絞りすぎず設定しましょう。

例えば・・・

  • ネイルに興味のある20代女性
  • 投資に興味を持ち始めた30代男性 など

KPI設定

KPIの設定は施策を評価するためにも重要です。『何を・どれくらい・どの期間までに達成するのか』を数値化していきます。

Instagramで考えられる例は・・・

  • 投稿数(頻度)
  • フォロワー数
  • エンゲージメント数
  • リーチ数
  • Webサイトリンクタップ数

KPIを設定することで各施策の効果測定ができ、改善を継続的に行うことができます。

その中でも大事なのはプロセス

今回の記事で私が最もお伝えしたいことはプロセスの重要性です。というのもInstagramは中期的または長期的に見て、継続的に行うことが大切だからです。

物事はプロセスに沿って進んでいきます。それはInstagramでも同様です。

投稿もフォロワーもいない状態で広告を出しても意味がないように、順を追って進めていくことが望む結果を出すために必要です。

Instagram戦略におけるプロセスとは

フェーズは大きく分けると3つあります。それは、「投稿する」「フォロワーを増やす」「広告やキャンペーンを打ち出す」です。

Instagramの戦略プロセス

投稿がないとフォロワーは増えません。フォロワーがある程度いなければ、魅力的なアカウントとしてユーザーに評価されません。すると広告やキャンペーンを出したところで費用対効果が期待できません。

フェーズ1:投稿する

Instagramは写真や動画を楽しむツールです。キャプションとしてテキストの入力も行えますが、写真や動画に比べ認識が低く、「見た目」で判断する傾向にあります。

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動画で商品が売れるInstagramについてご紹介しています。

先ほどご紹介した「目標の設定・ターゲット設定」に合った投稿内容を決め、写真や動画で表現していきます。ターゲットにとって魅力的に映るコンテンツを投稿していくことが大切です。つまりはここを意識するとInstagramアルゴリズムにも関わる「有益なコンテンツ」の投稿が可能となります。

また、内容だけでなく投稿数も意識しましょう。なぜなら投稿があまりないアカウントは運用が止まっているように見えてしまうからです。企業アカウントであるならば、日々投稿を続けていきましょう。

投稿を通じて得たいいねやコメントなどは、企業にとっての財産になりますから。

フェーズ2:フォロワーを増やす

目に見えてわかりやすいフォロワーの数についつい左右されてしまいがちですが、見るべきは「フォロワーの質」です。

もちろんフォロワー人数が多ければ、アカウントとしての信頼などが生まれます。しかし、フォロワー数はあくまでも指標であるということは忘れてはいけません。

ターゲットと合っていますか?投稿を見てくれていますか?投稿に対して反応してくれていますか?

重点を置くべきは数ではなく質です。質のいいフォロワーを増やすことに注力しましょう。

フェーズ3:広告やキャンペーンを打ち出す

フェーズ1と2を繰り返し行い、やっと広告やキャンペーンを打ち出す意味が出てきます。広告を出せば、「すぐに・必ず」結果が出そうに思えますが、そうではありません。土台をしっかりと作らなければ、効果は出ません。

自分自身に置き換えてみるとわかりやすいです。興味・関連のある広告が目に留まり興味を持ったとします。その時にアカウントに飛び、投稿がなにもなければどう感じるでしょうか。自分にとってメリットがないと判断してしまいます。大手のように知名度があれば別かもしれません。

まだ認知してもらう段階であるならば、なおさらですが、まずは土台を作ってから行っていきましょう。

コツコツと継続することが前提

Instagramの投稿

Instagramの戦略では長いスパンで、プロセスに沿って、各フェーズを継続して行っていくことが大切です。結果が出るまでに時間を要するかもしれません。しかし、コツコツと続けて得られたファンはとても貴重な存在となります。それを理解した上で運用をしていきましょう。

施策を振り返る

施策に対して振り返ることも忘れてはいけません。設定したKPIの評価はどうであったか週または月単位で振り返っていきます。ただ、数字だけを見て終わらせるのでは、現状を打開することはできません。

あくまでInstagramは手法の一つであり、利益を出すための活用です。そのため「フォロワーが増えてよかった」で終わりではなく、どうして増えたのか。その傾向として何が考えれるのか、フォロワーのニーズは何なのかを考えていきましょう。その振り返った結果をもとに、さらにユーザーに喜んでもらえる施策を考えていきましょう!

さいごに

Instagram運用は一つの手法の過ぎません。しかし、企業で活用すべき目的や目標を明確にした上で運用していけば、企業にとって大きな財産になるはずです。つまり、プロセスに沿って継続していくことがInstagram戦略の成功への近道です。

不安なことはご相談ください。

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    マーケティング スタッフ

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    サイバーブリッジでマーケターとして働くスタッフが執筆しています。

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