デジタルマーケティング

メールマーケティング戦略にとって大切なポイントを紹介します

メールマーケティング戦略を実践するにあたり大切なポイントを紹介します。

他のマーケティング戦略と同じように、一朝一夕で成果が出せるものではありません。

トライアンドエラーを繰り返しながら、試行錯誤を積み重ねることによって初めて大きな果実を得ることができます。

様々な可能性を考慮してメールマーケティング戦略を企画すること

メールマーケティング戦略の企画は真剣に考える必要があります
メールマーケティング戦略では期待通りの成果が出ないこともしばしば

まず前提として理解していただきたいのが、メールマーケティングによって配信されたメールは読まれないということです。

あなたのスマホのメールボックスをご確認下さい。

業務連絡のメール以外にも、様々な営業メールや広告メールが届いていないでしょうか?

それらのメールは全て読みますか・・・?

メールマーケティングを効果的に実践するには、失敗事例も含めた多くの経験が必要になります。

ネガティブになる必要はありませんが、様々な角度から検証し修正しながら質を高め、テクニックを身に付けていただければと思います。

メールが読まれない可能性を考慮して真剣に企画する

メールマーケティングによって企画・配信されるメールは読まれないということを前提に内容を考える必要があります。

顧客は毎日何10通、何100通のメールを受信しています。

もちろんメールを読んで返信することが仕事ではないので、不要な宣伝メールはノイズです。

メールが読まれない可能性を念頭に置くことで、逆にどうやったら相手に読まれる、読みたくなるメールなのかを真剣に考えるようになるでしょう。

読まれないのが分かっていてメールを送るのは、いくらメールを送っても時間の無駄でしかありません。

読まれないメールを10パターン作成するのであれば、相手が読みたくなるようなメールを1通作成しましょう。

配信停止される可能性があるということ

あなたが時間をかけて考えたメールも相手にとっては重要でないものとして扱われる可能性も十分考えられ、最悪の場合は配信停止されるかもしれません。

e-bookをダウンロードしてくれたり、メルマガに登録してくれた、ホットな見込み顧客も時間の経過とともに相手が”冷めて”しまうものです。

相手の熱が冷めてしまわないように有益な情報を提供し続けることが重要になってきますが、定期的にリストをクリーニングして送る相手を整理する必要があります。

読者がメールの詳細やメリットをすぐに理解してもらえるとは限らない

送られたメールに関する内容やメリットを読者に理解してもらえるとは限りません。

それは、十分にパーソナライズされたメールであっても同様です。

送信したメールの反応を十分に吟味しながら、メールマーケティングのPDCAを回す必要があります。

思うような反応が得られない可能性もある

あなたはメール配信に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。

一斉にメールを送ったら、多くの反響が返ってくることを想像していますか?

もしそうであれば、少々楽観的かもしれません。

あなたが期待するような反応が返ってこない可能性も十分あることを念頭に、戦略を立ててみましょう。

マーケティングメールを作成するためのアイディア

マーケティングメールでは次のことを念頭に置いて作成しましょう

マーケティングメールの目的は、読者に対して何らかのアクションを起こしてもらうことです。

  1. メールを開封してもらうこと
  2. 本文を読んでもらうこと
  3. アクション(CTAボタンのクリック)を起こしてもらうこと

メールを開封してもらうこと

何はともあれ、メールを開封してもらわなければ何も始まりません。

そのために必要なことはたった1つだけです。

それは、魅力的(クリックしたくなる)なタイトルを作成することです。

この時点では、メール本文の内容やHTMLメールのデザインの良し悪しは影響されません。

メールのタイトルが魅力的でなければ、即座にゴミ箱行きとなります。

つまり裏を返せば、タイトルが魅力的であれば本文を読んでもらえる可能性は一気に高まることになるのです。

本文を読んでもらうこと

”タイトルの壁”をクリアしたら、次に本文を読んでもらう必要があります。

メールの本文には、あなたの製品やサービスの魅力やメリットが詰まっていたり、相手の課題を解決できるであろうメッセージが盛り込まれているはずです。

魅力的な内容も書き方を間違えると読まれなかったり離脱してしまいます。

そこで、本文を読んでもらうためのポイントを5つ紹介します。

  1. 文章は短く論理的に
  2. 1つの段落に主張は1つ
  3. 箇条書きやリストを使って文章を区切る
  4. 対話するようなトーン
  5. 最終的にCTAを入れる

読者は、あなたのメールを読むために多くの時間を割いてはくれません。

出来るだけ完結な文章で要点をつかんだ内容にしましょう。

ここでHTMLメールなどを作ると視覚的にメリットが伝わったり、ポイントが伝わります。

相手の時間を奪うことなく、メリットを伝えられる工夫をしましょう。

アクションを起こしてもらうこと

メールを開封して本文を読んでいただいたら「それで終わり」ではありません。

読者に何らかのアクションを起こしてもらう必要があります。

これをメールマーケティングではCTA(Call To Action)と呼びます。

CTAとは行動喚起のことで、メールの送信者が相手にして欲しいことをメール本文に追加します。

それは、特定のWebページへのアクセスでも構いませんし、e-bookのダウンロードでも構いませんし、SNSのチャンネル登録でも構いません。

いずれにしても何かしらの行動喚起がないと、オチがないマーケティングメールになってしまいます。

ただしマーケティングメールにおけるCTAに関しての注意点は、1つのメールに対してCTAは原則1つだけにすることです。

複数のCTAを用意してしまうと「このメールでは何をして欲しいの?」と読者が戸惑ってしまいます。

他のアクションを促したい場合は、別のマーケティングメールを用意するようにしましょう。

メールマーケティングでは失敗を恐れず様々なプランを試してみよう

様々なプランを試せるのがメールマーケティングのメリットです
失敗を恐れず、様々なプランを試してみよう

マーケティングメールが上手くいかない要因の1つに「失敗を恐れてしまう」ことがあります。

最初から上手くいくケースなどほとんどありませんし、どれが正解なのかは実際に送ってみないと分からないものです。

様々な表現を試してみながら、成果の出る表現を探し当てることができるのがメールマーケティングのいいところでもあります。

例えば、ハウスメーカーのマーケティングメールであれば「資料請求はこちら」ではなく「オープンハウスに参加する」といった表現に変えてみたり「残りわずか!イベントに参加する」といった表現のバリエーションを試してみましょう。

メール本文のコンテンツや広告文を様々なバリエーションで試してみることで、最も効果的な表現が見つかると思います。

失敗を恐れず、様々なことにチャレンジしてみましょう。

送信元IPアドレスの信頼性を高める

IPアドレスの信頼を高める
スタート段階ではIPアドレスの信頼がありません。徐々に送る件数を増やしていきましょう

初めてマーケティングメールを送る場合や新しいIPアドレスの場合は、メールの送信件数を徐々に増やしていく必要があります。

通常は2周間~6週間くらいかけて、IPアドレスの信頼を獲得していきます。

はじめから一度に大量のメールを送信すると、スパムとして認識されてしまう可能性がありますので、1日に送るメール数を5,000通以下からスタートして徐々に数を増やしていくようにしましょう。

最後に・・・メールを配信するタイミングについて

メールを配信するタイミングについてよく相談を受けますが、これには明確な答えがありません。

送る相手や業界の慣習、相手のリズムによっても変わってきます。

ただ、比較的良いタイミングはあります。

一般的な目安として、週末や月曜日、大型連休や一般的な休暇時期、朝一番や1日の終わりにはメールを送らないようにしましょう。

これは相手が休んでいる時や忙しいとされる時間帯に該当するからです。

マーケティングメールは相手の時間を奪う形になりますので、時間に余裕がありそうなタイミングを見定めてメールを送るように十分配慮しましょう。

この記事を書いた人

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櫻井 邦則

代表取締役

1982年生まれ。 趣味はブログとゴルフ。 ブログでは検索スコアを上げるために、ゴルフではスコアを下げるために日々奮闘しています。

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